震度とマグニチュードの違い
マグニチュードは地震そのものの規模、震度は各地の揺れを表します。両者を置き換えられない理由を説明します。
記載の公的資料・一次資料に基づくJISHINDESUの編集記事です。公的な防災情報の代わりにはなりません。
震度とマグニチュードのよくある質問
マグニチュードから震度を計算できますか?
できません。マグニチュードは地震そのものの規模、震度は特定の場所で観測された揺れの強さです。深さ、距離、地盤などによって、同じマグニチュードでも震度は変わります。
1つの地震に震度はいくつありますか?
1つの地震には、観測点ごとに異なる震度があります。最大震度は、その報告に含まれる観測点のうち最も高い値をまとめたものです。
最大震度は自分の場所の揺れを示しますか?
必ずしも示しません。自分の地域の揺れを確認するには、最大震度だけでなく、近くの市区町村や観測点の実測値を確認してください。
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一つの震源、多数の観測値
マグニチュードは震源で起きた現象の規模を表し、一つの報告では一つの値です。震度は各地の揺れなので、一つの地震に観測点ごとの多数の値があります。
簡単に言えば、マグニチュードは「地震はどれほど大きかったか」、震度は「ここではどれほど揺れたか」に答えます。
マグニチュードは対数尺度
マグニチュードは対数的な尺度です。振幅に基づく尺度では、距離など各計算方法の補正をした振幅が約10倍になると値が1増えます。自宅での揺れが10倍になるという意味ではなく、Mwなど全ての尺度に共通する定義でもありません。標準的な近似では、値が1増えると地震波として放出されるエネルギーは約32倍になります。各地点の揺れの強さは震度で確認します。
情報にはマグニチュードの種類が付く場合があります。データや地震規模に応じた方法が使われ、暫定値は後の解析で修正されることがあります。
浅く近い地震は強く感じることがある
都市の近くで発生した浅い地震は、中程度のマグニチュードでも局地的に高い震度となることがあります。大きくても深い、または遠い地震は広域で感じられても、一地点の揺れは比較的弱い場合があります。
詳細ページではマグニチュード、深さ、震源位置、観測点の震度を合わせて確認してください。
同じマグニチュードでも揺れ方は同じではない
同じマグニチュードの地震が二つあっても、一方が市街地の直下で浅く発生し、もう一方が遠く深い場所で発生すれば、周辺の観測点が記録する震度は異なります。震源での規模が同程度でも、地表の揺れまで同じになるわけではありません。
一つの地震の中でも観測値には差が出ます。軟らかい地盤では、硬い地盤より揺れが強くなったり長く続いたりすることがあります。地震波が進む方向や、地図上の震央だけでなく断層全体からの距離も影響します。
どちらを使うべきか
地震同士の全体的な規模を比較するならマグニチュード、川崎や千葉など特定地域の揺れを調べるなら実際の観測点の震度を使います。
最大震度とマグニチュードを相互に変換することはできません。異なる性質を表すため、普遍的な換算表はありません。
地震情報を読む順番
まず発生時刻と場所を見て、探している地震か確かめます。次にマグニチュードと深さを確認すると、震源の規模や他の地震との違いが分かります。その後、各地の震度を開き、知りたい市区町村や最寄りの観測点を探してください。
最大震度は情報全体の要約で、自分の場所の震度とは限りません。近くの観測点が一覧にない場合も、震度0と決めつけないでください。その観測点が情報に含まれていない、またはデータがまだ届いていない可能性があります。
- マグニチュード — 震源で起きた地震はどれほど大きかったか。
- 震度 — 特定の観測点で地面がどれほど揺れたか。
- 深さと距離 — 同じ地震でも場所によって感じ方が違うのはなぜか。