なぜ日本は地震が多い?4つのプレートと沈み込みを解説
日本周辺のプレート配置、沈み込み帯、そして日本列島の地下で地震が起こる複数の仕組みを分かりやすく説明します。
記載の公的資料・一次資料に基づくJISHINDESUの編集記事です。公的な防災情報の代わりにはなりません。
このページ
日本は活発なプレート境界に位置する
地球の表面は、ゆっくり動く複数のプレートに分かれています。日本周辺では海側と陸側の大きなプレートが接し、年に数センチ程度動いています。一日ではわずかでも、長い時間をかけて大きなひずみが蓄積します。
日本付近を太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートの4枚で示す図がよく使われます。これは理解しやすい概略モデルです。境界の位置や名称には研究上の複数の考え方があり、線で完全に分かれたパズルではありません。
沈み込みとは
密度の大きい海洋プレートが隣のプレートの下へ入る現象を沈み込みと呼びます。日本周辺では太平洋プレートとフィリピン海プレートが陸側のプレートの下へ進み、日本海溝、千島海溝、伊豆・小笠原海溝、南海トラフなどを形成しています。
境界は常に滑らかに動くわけではありません。固着した部分にひずみがたまり、急にずれると、そのエネルギーが地震波として伝わります。海底が大きく上下すれば、海域の大地震が津波を起こすこともあります。
日本の地震は一種類ではない
プレート同士の境界で起こる地震のほか、沈み込む海洋プレート内部の地震、陸側の浅い地殻内で断層が動く地震があります。地図上の距離が似ていても、深さ、発生の仕組み、揺れの分布は異なります。
沈み込むプレート内では、震源が列島の下へ向かって深く並ぶことがあります。一方、都市の近くの浅い地殻内地震は、規模が中程度でも限られた地域で強い震度となることがあります。
- プレート境界地震 — プレートが接する面でひずみを解放する、
- 沈み込むプレート内の地震 — 海洋プレート自体が破壊する、
- 浅い地殻内地震 — 陸側プレート内の活断層などが動く。
震央からの距離だけで揺れが決まらない理由
ある場所の揺れはマグニチュードだけでは決まりません。震源の深さ、断層からの距離、地震波が進む方向、地盤の性質が影響します。盆地の柔らかい地盤では、別の場所の岩盤より揺れが増幅したり長く続いたりすることがあります。
そのためJISHINDESUはマグニチュードと震度を分け、実際の観測点の値を表示します。マグニチュードは震源全体の規模、震度は特定地点で観測された揺れの強さです。
日本で暮らす・旅行する人に必要なこと
活発な地殻活動があっても、次の地震の日付を予測できるわけではありません。避難経路を知る、家具を固定する、基本的な備蓄を持つ、公的情報を確認するという日常の備えが重要です。
地震後は気象庁の警報と自治体の指示を優先してください。JISHINDESUはその後、位置、マグニチュード、深さ、各地の震度を読み解くために役立ちますが、予測や公的な警報の代わりにはなりません。