最近、日本の地震は増えている?回数の正しい比べ方
活発な数日だけで長期的な増加と判断できない理由と、地震回数を公平に比較する方法を説明します。
記載の公的資料・一次資料に基づくJISHINDESUの編集記事です。公的な防災情報の代わりにはなりません。
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まず何を数えるか決める
「地震が増えたか」という質問には、条件が必要です。検知されたすべての地震、一定以上のマグニチュード、一定以上の震度を観測した地震では、回数が異なります。
地域と期間もそろえます。一つの県の一週間を、日本全国の一年間と比べることはできません。
短い活動でグラフが大きく変わる
大きな地震の後には余震が多数発生することがあります。日別や週別のグラフでは急増して見えますが、日本全体の活動が長期的に増えたとは限りません。
一つの地域の群発地震も回数を押し上げます。回数だけでなく、場所と期間を確認します。
観測が良くなると小さな地震の記録が増える
観測点、解析方法、発表基準は長い期間に変化します。観測網が高密度で高感度になると、地震活動そのものが同じ程度でも、小さな地震を多く記録できます。
長期比較では同じデータと条件を使います。異なる観測網の数を、説明なしに一つのグラフへ混ぜないことが大切です。
公平な比較の例
今週40回、先週12回だったとします。まず40回のうち25回が同じ場所の一つの活動ではないか確認します。次に、同じマグニチュードまたは震度条件で数か月を比べます。
これで選んだデータの変化は説明できますが、将来の地震を予測するものではありません。
表は横にスクロールできます。
| 項目 | 適切な比較 | 誤解しやすい比較 |
|---|---|---|
| 期間 | 月と月 | 一週間と一年 |
| 地域 | 同じ都道府県 | 一都市と全国 |
| 条件 | 同じM・震度 | 全地震と強い地震 |
| データ | 同じ観測資料 | 異なる観測網 |
JISHINDESUの統計を見るとき
同じ期間と地域を選び、回数、震度、マグニチュードの分布を比べます。急増が見えたら地図を開くと、一つの地域活動だと分かる場合があります。
統計は利用できる履歴を整理する機能です。明日の大地震を示す予測ではありません。